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サイレントキラー(silent killer : 沈黙の殺人者)【健康ガイド】

この記事の要約💡 
▶︎ サイレントキラー病は、自覚症状がないまま進行し、死に至る合併症を引き起こす病気です。
▶︎ 生活習慣の乱れによって発症し、動脈硬化から脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす可能性があります。
▶︎ 40歳以上は自己管理が重要で、定期的な血液検査や癌検診を受けることをお勧めします。

黒岡診療所(一津屋1丁目)
院長 黒岡 一仁


サイレントキラー病とは

 サイレントキラー病は、病気の初期には症状が現れない(自覚症状がない)まま進行して、気づいたときには死に至るような合併症を引き起こしてしまう病気のことです。高血圧症・脂質異常症・糖尿病などの生活習慣病や肥満症などが該当します。

サイレントキラー病の原因と対策

 長期にわたる生活習慣の乱れ(偏った食事、運動不足、ストレス、喫煙、過度の飲酒)により発症し症状がなく安易に考え十分な治療もせず、早めにコントロールができないと動脈硬化の進行から脳梗塞や心筋梗塞を発症し場合によれば死に至る病気です。
 年齢が40歳以上になれば日頃から自宅での血圧測定や定期的な血液検査を受けて自己管理が必要です。早期に診断をつけ治療することが重要です。

癌もサイレントキラー

 また、癌も早期であれば無症状のことが多く、広い意味でのサイレントキラーといえます。早期に発見すれば簡単な治療で確実に治癒しますが、発見が遅れて進行癌になってしまえば大きな手術や抗癌剤治療などが必要になり再発する率も高くなります。
 定期的に市が行っている癌検診も受診することをお勧めします。