下水道使用料と汚水処理経費の関係〜使用料単価と汚水処理原価からみる下水道〜
松原市の下水道のうち汚水は、市民の皆さんから納めていただいた下水道使用料により、事業運営をおこなっています。
皆さんの家庭からの排水(汚水)を1,000リットル(1m³)をきれいにする経費(汚水処理原価) は、令和4年度決算でみると167.1円かかりました。そしてその財源となる1,000リットル( 1m³)あたりの下水道使用料(使用料単価)は、156.8円となっています。
本来、下水道の汚水処理経費は、下水道使用料で賄うことが原則ですが、令和4年度においては、93.8%しか賄えておらず、この結果、他会計からの借入や一般会計からの支援によりなんとか補っている状況です。
汚水を処理するための経費とその財源 (令和4年度決算からの算出)
◇使った水をきれいにするために、いくらかかっていますか?
◇支払った使用料で足りていますか?
⇒1m³を処理するのに167.1円かかりました。
しかし、使用料は156.8円しかもらえませんでした。
◎浴槽1杯分(約200リットル)の汚水を処分するためには、 約33.4円が必要です。
【汚水1m³を処理するための経費とその財源の内訳】
経営改善に向けて水洗化のお願い
下水道の経営状況の改善のため、また下水道整備の効果を最大限発揮するためには、一人でも多くの人に利用していただくことが重要です。
水洗化により市民の生活環境も改善され、快適な生活を送ることができるようになります。
今後も下水道の経営改善のための内部努力に加え、一人でも多くの人に下水道を利用していただけるように、啓発活動を実施していきますので、みんなで下水道をささえていただけるようにご協力のほどよろしくお願いします。
●問合せ
上下水道総務課 ☎️072-337−3135