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健康維持と食品添加物【健康ガイド】

この記事の要約💡
▶ ︎ 健康には食生活も重要な要素であり、特に野菜を多く摂ることが推奨されます。
▶食生活の変化により、日本ではがんの発症が右肩上がりに増えています。
▶加工食品は食品添加物が多用されているので、心がけて手づくりの食生活を送ることが大切です。

いしはまクリック(阿保3丁目)
院長 石濱 達彦


健康には食生活も重要な要素です

 健康な生活を送る基本は何でしょうか。食生活も重要な要素となります。食生活に注意を払い野菜を多く摂りましょう、との提言もあります。

食が癌につながっています

 ところで米国と日本ではがんの発症に大きな差が出ています。わが国ではがんの発症が右肩上がりに増えています。しかし米国ではこれが下がってきています。米国で大規模に調査した結果、食事が大きく関わっているとの結論が出ています。
 日本人の食生活は戦後がらりと変わり、コメ、魚、味噌の取り方が少なくなり欧米化しています。これが発癌にも係わっているのかもしれません。玄米食や野菜中心の食事、みそ汁や納豆といった植物性タンパク質の摂取がいいようです。
 ここにかかわってくるのが日本の食の安全性です。超加工食品10%増で癌リスク12%アップとの見出しで訴えている向きもあります。超加工食品というのは、大量生産のファーストフード、インスタント食品、菓子パン、コンビニやスーパーのお弁当やお惣菜、スナック菓子、清涼飲料水などの加工食品を指します。

加工食品が問題になる理由

 ではなぜこの加工食品が問題になるのでしょうか。そこには食品添加物が多用されているからだと指摘されています。確かに日本では食品添加物の乱用が目立っています。超加工食品のうま味のほとんどは化学調味料、たんぱく加水分解物、食塩で成り立っています。現代の日本では加工食品から完全に離れて暮らすのはほとんど不可能でしょう。しかし心がけて手づくりの食生活を送ることが大切です。厚生労働省も健康寿命を考慮したとき食生活が大切だと言っています。

野菜を摂るときの注意点

また野菜を多く摂りましょうと提言していますが、この野菜にも問題があります。わが国では諸外国では規制されている農薬が野放図に使われていると指摘する向きもあります。食の安全はどうなっているのでしょうか。
 真剣に我々の健康を気遣うのであれば、食品添加物を極限まで減らし、減農薬を実施すべく国を挙げて取り組まなければならないでしょう。その先に健康長寿が見えてくるのではないでしょうか。